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小橋流水

「ゆとり」の矜持

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「ゆとり」の矜持

『リーガル・ハイ2』が先日フィナーレを迎えた。最終回の視聴率は18.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同じ堺雅人が主演の『半沢直樹』のそれが40%を超えたことを思うと敗北感がなくもないのだが、個人的な面白さは本作の方が明らかに、「倍返し」ならぬ「倍以上」であった。堺雅人の長尺の台詞回しには毎回舌を巻いたが、とりわけ最終回における、岡田将生演じる羽生晴樹と対峙する法廷での弁舌は、演者が役柄に入り込んだというより、「古美門研介」という役柄が演者に憑依したと言って差し支えのないものであり、これにはもう、圧倒される他なかった。ただ、それ以上に度肝を抜かれたというか椅子から落ちそうになったのは、羽生晴樹のあの“衝撃の結末”である康泰旅行社
その羽生晴樹は、「ウィンウィンでいこう」、「つながってるよね」を口癖とし、「天性の人たらしで、誰とでもボーダーレスに付き合うことのできる“最強のゆとり世代”」(公式サイトより)として描かれた。今シリーズで、彼の言動の一々にいらっとしてしまった私は、製作サイドの術中、あるいは岡田将生の演技力にまんまと陥落されたということだろうが、この“最強のゆとり”というキャラクター付けは、巷間で揶揄的に言われる「ゆとり世代」というラベリングに一石を投じたと解釈するのは些か付会が過ぎようか亞洲知識管理學院
そういえば最近、興味深い記事を目にした。「大学生意識調査プロジェクト FUTURE2013」(公益社団法人東京広告協会主催)が発表した、「大学生のゆとり教育」に関する意識調査である。駒沢・上智・専修・東洋・日本の各大学3年の有志からなるこのプロジェクトが、それぞれの大学で160名ずつ、計800名の学生を対象に行った調査結果は、『「ゆとり」の現実 「さとり」の真実』と題した報告書にまとめられた。これによると、「ゆとり世代」は、「ゆとり」の自覚と、そう呼ばれることへの抵抗感の有無とでマトリックス化することで、4つのタイプに分類されるとしている。詳細はこちらをご覧いただければと思うが、自らを「ゆとり」と認めて抵抗も覚えない『真性ゆとり層』が全体の3分の1を超える285人に上った一方で、自覚しつつも抵抗感がある『あせり層』、「ゆとり」呼ばわりを気にかけない『つっぱしり層』、自分がそうだとは思わないが言われると抵抗を感じる『きっちり層』もいるのだとし、「ゆとり世代」の多様性を示した。そして、そうした結論を踏まえて「ゆとり、ひとくくり、もううんざり」というフレーズでまとめ上げたのには、なるほどと唸らされたCCIBA
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